写真は産経ニュースさんより

郵便局幹部が切手5・4億円換金、着服 日本郵便、公表せず 東京都内の郵便局幹部職員だった2人が消印のない大量の切手を金券ショップで計約5億4千万円に換金、着服していたことが2019年10月31日、関係者への取材で分かった。東京国税局の日本郵便(東京)に対する税務調査の過程などで判明。
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はじめに

先日、この様なニュースが流れてきました。

すごいですよね

二人で5憶4千万・・・

切手で5憶4千万・・・

記事によると横領期間は二年間の様ですが、この様な大金の横領、なぜすぐに発覚しなかったんでしょう??

普通の企業なら潰れてますよ? 在庫の管理とかどうなってるんですかね?

非常に不可解な事件です。

まぁ、解明は警察がするとしてですね。

この記事では、中小・零細企業でも起こり得る横領について書いてみたいと思います。

私もこの仕事をしていて、何度か横領の話を聞いた事があります。

この記事を書く目的としては、未然に横領を防ぐ方法をお伝えする事で、経営者を守りたいという事と余計な疑いをかけられる従業員さんを守りたいという事です。

では、本編です。

横領の中でも一番多いのがこのケース。

現金の横領

通常、預金通帳や小切手帳は代表である社長が管理する事が多いです。

少し規模が大きくなると経理部があったりします。確かに、経理部があったり経理担当者が居ると、他人の手に通帳が渡る為、横領の可能性が生まれますが、預金からの横領ってあまり起きません。

なぜなら、通帳は会計事務所が取引全てと残高をチェックするからです。

会計事務所では、預金通帳を元に取引ごとに仕訳を起こすため資金移動があれば、そのお金がどこに動いたのかを追います。

振込であれば、仕入なのか?返済なのか?

引き出しであれば、現金出納帳に書き込まれているか確認します。

とにかく色を付けます。

この事から預金通帳から横領があった場合、ある程度の期間で気づけます。

横領する奴もそこまで馬鹿じゃないので、さすがに通帳から直接横領するという事は少ないのです。

では、どこか?

小口現金の帳簿つけてますか?

小口現金です。

通常、現金の動きがあれば、預金通帳とは別に現金の残高を追う為の出納帳を作成しなければなりません。

それが現金出納帳です。

お小遣い帳等と同じ要領で、取引に理由をつけ増減を記入するだけです。

しかし、どんぶり勘定で現金出納帳をつけずに会社の中に 現金を置いておくと様々な問題が起きます。

売上や経費の漏れ

残高と出納帳が合わなければ、漏れていても気づけません。

横領

同じ様に、残高が把握出来ていない為、横領されても代表者は気づけません。

現金出納帳の備え付けは法律で義務付けられている業務です。

現金の残高を正しく把握する事で、現金の横領は防ぐことができます。

従業員も残高を把握されていないお金を触らされるのは嫌です。

現金売上の横領

現金商売の場合、営業やその他スタッフが現金に触れる事があります。

その際、横領が起きていないか確認するのも経営者の仕事です。

対策

  • あるべき月の売上を把握し大きな凹みが無いか、帳簿で確認する
  • 振り込んでもらったりして、極力現金売上を減らす
  • 券売機を導入する
  • キャッシュレスを導入する

従業員が現金に触れる機会を減らしてあげましょう。

業務オペレーションの改善にもなります。

材料や消耗品の横領

これもよくある横領の手口です。

経営者の皆さん、自社の粗利率や消耗品費の推移、適正在庫の金額を把握していますか?

  • 値付けは変えていないのに、毎月粗利率が大きく違う
  • 仕入先は変えていないのに、材料費が増加している
  • 消耗品の購入が増えている
  • あるべきはずの在庫が無い

会計士事務所に帳簿を全て提出すれば、綺麗にまとめてくれます。

その結果として、昨年対比や前月対比の数字を見る事になるでしょう。

その時に数字の違和感があれば理由を考え、外部に理由が無ければ横領を疑う事も大事です。

従業員が材料を横流ししていた。という話も聞いた事があります。

対策

  • 適切なタイミングで在庫の棚卸を行う
  • 仕入や経費の伝票を確認する

ここまで書いた横領への対策は全て、特別な事ではありません。通常、経営者が目を配るべきポイントですし、税務署に課されている業務でもあります。

正しい業務を行う事で守られるのはお金だけではなく、働きやすさだと思います。

会社と従業員を守る為にも横領対策を行いましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

ぽちぽち

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