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利益感度分析とは

利益感度分析とは、利益に対して影響を及ぼす要素を「売上単価」「販売数」「変動費」「経費」の4つに分類し、それぞれの利益に対する影響度を数値化したものです。

利益感度分析の効果

利益感度分析を行うと、次の様な事がわかります。(黒字企業の場合)

  • 経費がどれぐらい増えれば赤字になるのか?
  • 変動費がどれぐらい増えれば赤字になるのか?
  • 販売数がどれぐらい下がれば赤字になるのか?
  • どれぐらい値下げをすると赤字になるのか?

利益感度分析 製造業の場合

通常、製造業の粗利率はプロダクトにより大きく異なりますが、今回は分かりやすく粗利率5割とします。

つまり、1,200円の売り上げで600円の粗利があり、そこから経費を差し引いた残りが利益となります。

今回は、そんな製造業を例に、利益感度分析を行ってみましょう。

ちなみに利益感度は、数値が小さい要素ほど、利益に対して大きな影響を与えます。

設例

売上高 1,200円
(単価 60円 販売数 20個)
---------------------

変動費  600円

経費   500円
---------------------
利益   100円

利益感度分析

それぞれの要素の利益感度をみてみましょう。

経費がどれぐらい増えれば赤字になるのか?

500円の経費が600円になった時に利益が0円になります。

つまり、経費が100円増加した時です。

利益感度は 100/500 =20%

この会社における経費の利益感度は20%でした。

変動費がどれぐらい増えれば赤字になるのか?

600円の変動費が700円になった時に利益が0円になります。

つまり、変動費が100円増加した時です。

利益感度は 100/600 =16.6%

この会社における変動費の利益感度は16.6%でした。

販売数がどれぐらい下がれば赤字になるのか?

1,200円の売上高が1,100円になった時に利益が0円になります。

売上単価60円は変わらないとすると

20個の販売数が18.3個になった時に利益が0円になります。

つまり販売数が1.7個減少した時です。

利益感度は 1.7/20 =8.5%

この会社における販売数の利益感度は8.5%でした。

どれぐらい値下げをすると赤字になるのか?

1,200円の売上高が1,100円になった時に利益が0円になります。

販売数20個は変わらないとすると

60円の販売単価が55円になった時に利益が0円になります。

つまり売上単価が5個減少した時です。

利益感度は 5/60 =8.3%

この会社における売上単価の利益感度は8.3%でした。

まとめ-利益感度分析を導入しよう

それぞれの要素の利益感度をご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか。

利益感度分析の結果、この会社における利益感度は

  1. 売上単価
  2. 販売数
  3. 変動費
  4. 経費

という順番になりました。

思っていたよりも、経費の削減が利益に与える影響は少なく、値引きが与える影響の大きさに驚いたのではないでしょうか。

これからは、エアコンや電気を消して回るよりも、営業マンが安易に値引き等をしていないかチェックをする事をおすすめ致します。

利益感度は業種や企業状態によっては異なる為、ご自身の会社の業種が異なる場合は、実際の決算書等でお試しください。

最後までお読み頂きありがとうございました。